![第30回日本肝移植研究会 当番世話人 福岡大学医学部 消化器内科 向坂彰太郎](img/greetings/photo.jpg)
この度、第30回日本肝移植研究会を福岡の地で開催することになり、大変光栄に存じております。開催にあたり、当番世話人としてご挨拶申し上げます。
第30回という節目の会ということから、テーマを『肝移植30年の足跡と新たな一歩』としました。
この企画にちなみ、本邦の移植に携わってこられた重鎮の先生方に語って頂く『記念イベント:日本の肝移植』と、海外のDistinguished Guestによる『記念イベント:アジア・欧米の肝移植』を設けました。
さらに、増加した脳死肝移植を振り返って検討する時期ではないかと考え、『脳死肝移植150例の検証』を企画しました。一方、肝癌については日本の中でまとまったCriteriaで肝移植が行われる為に、『肝癌移植症例の相互評価によるBest Criteria in Japanの確立』、『原発性胆汁性肝硬変に対する肝移植の現況』、『小児肝移植の工夫と標準化』などのシンポジウムを企画いたしました。
従来より繰り返し論議されたものは、現時点での一定の結論を出していただき、全国の肝移植に携わっている医療関係者が、解り易くて有益な肝移植に関する最新情報を学べる会にしたいと考えています。
また、福岡は、酒、お魚、ラーメンがおいしい所です。普段の肝移植医療で疲れた心と身体に、ひとときのご褒美を与えるのに絶好の機会です。多くの方々の演題応募とご参加を期待しています。