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TEL.092-482-1111(代)
演題募集期間
2012年1月11日(水) ~ 2月29日(水) 正午
3月16日(金) 正午
※締め切りました。多数のご応募まことにありがとうございました。
応募方法
第30回日本肝移植研究会ホームページよりオンライン登録を用いた応募となります。
募集期間内に演題募集(採択結果)ページよりご登録ください。
登録に際しての注意点
UMINオンライン演題登録システムでは、Internet Explorer または Netscape、Firefox、Safari [ver.2.0.3(417.9.2)以降]以外のブラウザでは演題登録できません。ご注意願います。
募集区分
シンポジウムから一般演題に採択させていただく場合がございます。
肝癌に対する肝移植の適応に関しては、これまでミラノ基準にはじまりUCSF基準など、またわが国では生体肝移植をベースにしたいくつかの基準が提唱され、適応拡大がはかられてきた。一方で脳死肝移植においてはミラノ基準のみが許容されている。改正臓器移植法の施行以来、脳死肝移植も増加しており、肝癌の適応としての生体肝移植と脳死肝移植の適応基準が今後どうあるべきなのか議論するべき時期が来ている。本セッションでは独自の基準の妥当性を他の基準との比較などにより明示していただき、Best criteria in Japan確立のmilestoneとしたい。
日本の臨床肝移植は小児症例から始まっており、成人より長い歴史が刻まれている。この間の、術式、術前後管理、実施体制などの工夫を重ねた標準化について議論したい。また、加えて、まだ症例が少ない小児のAIHに対する移植の実態、小児肝移植後に発症してグラフト機能障害の一因となるde novo AIHに関しての実態を明らかにしたく、貴重な症例をお持ちの施設の参加をぜひ御願いしたい。
臓器移植法改正以来、脳死肝移植数も以前の10倍のスピードで増加している。し かしながら、その数は未だアメリカの100分の1であり、劇症肝炎や慢性肝疾患の急性増悪以外の患者が移植を受けるのは未だに難しい。従って、レシピエントのほとんどが重症患者であり、その中にあって、肝移植の適応やアロケーションに 求められるものは何か、待機患者への対応は、また、各施設の早期成績の向上はもちろん臓器提供増加についての取り組みについても議論したい。
これまでに報告されているPBCの予後予測式の現在の日本人肝移植症例における評価は重要である。また、女性に多い自己免疫疾患であるので感作や拒絶反応のリスクが懸念され、ウルソが病状の進行を抑えることから肝不全に陥る時期が遅くなり移植施設の年齢制限を越えたり移植術後のリスクが増すことが懸念される。さらに肝移植後再発と生命予後の関連性はいまだ不明である。術前予後予測式、感作、拒絶、年齢、再発と移植術後予後との関連に焦点を当てて議論したい。
B型肝硬変に対する肝移植後のB型肝炎再発予防は、核酸アナログとHBIG併用療法で良好であるが完全ではない。さらに、長期のHBIG使用の問題が残っており、ワクチン接種の取り組みも行われている。一方、HBc抗体陽性者からの肝移植後はB型肝炎活性化予防対策が必須であるが、対策の方法は施設ごとに異なり、また予防効果も万全ではない。各施設の現状と問題点を提示していただき、総合討論を行いたい。
C型肝炎ウイルス感染例の肝移植後の再感染はほぼ必発であり、これに対してインターフェロンを中心とした治療が行われている。リバビリンを併用することにより治療効果は増強するが移植後の症例では貧血が治療の妨げとなることが多い。本シンポジウムでは肝移植後のインターフェロン治療を行うにあたっての様々な工夫により良好な治療成績を得ている施設からその成績を発表してもらい、今後のより良い治療に向けた方向性を示せるようにしたい。
2011年、アップル社のジョブズ氏が肝臓を患って他界した。自叙伝に、「最初の手術を受けずに9か月を待ったことを後悔している」とある。患者にとって、どのような治療を選択するかの意思決定はとても難しいものである。レシピエント移植コーディネーターは、患者の「移植を受ける権利」と「受けない権利」を十二分に尊重しながら、移植医療について患者が適切に意思決定できるように支援するエージェントである。2011年に認定制度もスタートし活躍が期待される。本シンポジウムでは、レシピエント移植コーディネーターがさらに発展すべく課題について討論したい。
脳死ドナーは2010年7月の改正臓器移植法の施行以来、前後の1年間で5/54例へと増加した。しかしながら欧米に比較すると絶対数は依然として伸び悩みの観が否めない。今後、臓器提供をさらに円滑化し拡充するにはドナー及びドナー家族の意志を丁寧に汲取り、情報公開を通じて市民の理解をより一層深める努力が必要である。そこで本シンポジウムではこれまでに経験した脳死下臓器提供について個々の事例を振返り、提供施設、移植施設、ネットワークなど各々の立場で問題点を明らかにし,今後の改善点や方向性について提言を頂きたい。
免疫抑制剤には拒絶反応を防いでグラフト肝機能を維持するという光の部分が大きいことは明らかであるが、一方で陰の部分が存在することも事実であり、特に長期投与に伴って陰の部分の問題が大きくなってきている。具体的には、免疫抑制剤の副作用として、腎障害、糖尿病、脂質代謝異常、骨代謝異常、心・脳血管障害など、また、免疫抑制作用に関連する合併症として、C型肝炎ウイルスやサイトメガロウイルスなどの感染症の増悪、de novoの悪性腫瘍などがあげられる。またアドヒアランスなどの問題も無視できない。本シンポジウムでは、免疫抑制剤の長期投与に伴うこれらの陰の部分を中心に幅広く議論したい。
生体肝移植はさまざまな工夫により、いくつかの技術的問題が解決され、今日では末期肝不全に対する治療法として確立している。しかし、術後の入院死亡率は依然、他消化器手術に比較し高く、血管合併症・胆管合併症なども、少なからず経験されている。またドナーの安全性確保の観点から、左葉グラフトが見直されている。これは同時に、レシピエントからみると、small for size graftとなり、small for size graft症候群への手技上の対策も重要となっている。このような合併症を減少させうるような手術手技上の工夫を示して頂きたい。
1. | 手術手技 | 2. | 周術期管理,合併症 |
3. | 免疫抑制,免疫寛容 | 4. | 劇症肝炎 |
5. | 肝細胞癌 | 6. | ウイルス性肝炎 |
7. | 血液型不適合 | 8. | 小児移植 |
9. | 基礎研究 | 10. | コーディネート |
11. | 看護,リハビリテーション | 12. | 感染症 |
13. | 脳死肝移植 | 14. | 生体ドナー |
15. | 拒絶反応 | 16. | 自己免疫性肝疾患 |
17. | HIV-HCV 重複感染者 | 18. | その他 |
登録文字数
演題名 | 抄録本文 | 総文字数 (著者名・所属・演題名・抄録本文の合計) |
全角60文字 | 全角800文字 | 全角1,600文字 |
入力文字について
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登録の完了とご確認,登録番号・パスワードについて
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演題登録
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演題の採否
採択演題は、ホームページ上にて掲載いたします。(4月頃)※予定
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